一日の間でも変動する血圧 −福辻式で高血圧を自力改善−
血液が体のすみずみまでバランスよく届くためには、自律神経の働きが関係しています。体も頭も活発に働く日中は、自律神経の交感神経が活発に働いて 血圧は高くなりますが、睡眠中は副安感神経の働きで血圧は低くなります。
血圧が調整する血液の量
血圧は血液の流れを調整して、無駄なく全身に行き渡るように働 いています。そのため、いつでも一定の値というわけではあません。
例えば、運動をしたりして活発に動くと、体は多くのエネルギーを消費します。すると心臓は、休中の細胞に血液を送り込まなければ いけないので、血圧が上がり ます。一方、夜寝ているときはエネ ルギー量が少なくてすむので、送り込む血液の量を少なくします。
血圧は、 1 日のうちでも変動します。 健康な人では朝起きてから上昇し、日中の活動時には高くなるというリズムがあります。そして、夜くつろぐ時間になると低くなり、眠っている間は最も低い状態になります。 このように1日の問に血圧が変わることを「血圧日内変動」と言います。
活動量に応じて自律神経が血圧を調節
血圧が血液をバランスよく配分できるのには、自律神経が関係しています。自律神経は生命を維持するためにかかわっているすべての機能や器官をコントロールしている神経です。自律神経には、交感神経と副交感神経 いう２穂類の神経があります。交感神経は昼間活動しているときに活発になり、逆に副交感神経は夜間安静にしているときに活発になります。
緊張したり興奮すると交感神経が刺激を受け、血管を収縮させるホルモンの分泌が促されます。そのため、強い力が必
要になって血圧が上がります。「怒ると血圧が上がる 」と言われるように、精神的な緊張や動揺、ストレスなどがあると 血圧は高くなるのです。
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- 低血圧とは
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