低血圧とは
低血圧とは収縮期血圧100mmHg以下、拡張期血圧60mmHg以下を目安にしますが、血圧が低くても特に症状がなければ心配はありません。 疲れやすい、めまいがする、胸が苦しい、胃もたれがするなどの症状に悩まされている場合でも、運動と十分な水分摂取、バランスのとれた食事などで改善できます。どうしても日常生活に支障がある場合は、薬によって血圧を下がりにくくすることもできます。
一方で、急に立ち上がったときなどにクラクラする立ちくらみなどを起こすことを起立性低血圧と言い、普段は低血圧ではない人にも起こることがあリます。満員電車の中で立ちくらみを起こしたり、朝礼で倒れる子どもは、この起立性低血圧によるものです。
関連ページ
- 血圧の役割 -福辻式で高血圧を自力改善-
- 心臓のポンプの働きによって、血液は体のすみずみまで酸素と栄養を送り届けることができます。血圧とは、心臓が血液を送り出すときに血管壁にかかる圧力のことで、血液が体中を循環するための原動力になっています。
- 血圧を表す数値の意味
- 血圧には、血管壁にかかる圧力が最も高い状態の 「収縮期血圧」と、最も低い状態の「拡張期血圧」があります。高血圧の診断には、どちらか片方だけではなく、両方の値が欠かせません。
- 一日の間でも変動する血圧 -福辻式で高血圧を自力改善-
- 血液が体のすみずみまでバランスよく届くためには、自律神経の働きが関係しています。体も頭も活発に働く日中は、自律神経の交感神経が活発に働いて 血圧は高くなりますが、睡眠中は副安感神経の働きで血圧は低くなります。
- 血圧は何で決まる?
- 血圧が変動する要因の中 で、特に重要なものは、心臓から送り出される血液の量(心拍出量 )と末梢血管の抵抗性(末梢血管抵抗 )です。そのほかの要因には、血液の粘りの程度や血管の弾力性、体内を循環する血液の量などがあります。
- 血圧測定の基本 -福辻式で高血圧を自力改善-
- 血圧は1日の中だけでなく、季節や気温によっても変わります。できれば家庭用血圧計を使用して、毎日測る習慣をつけましょう。上手に使えば高血の予防はもちろん治療にも役立ちます。
- 血圧数値の分類 -福辻式で高血圧を自力改善-
- 収縮期血圧が140mmHg以上、拡張 期血圧が90mmHg以上は高血圧と診断されます。しかし、それ以下であっても決して安心はできません。高血圧は日本人の成人に最も多い病気です。常に血圧値に注意するようにしましょう。
- 白衣性高血圧と仮面高血圧 -福辻式で高血圧を自力改善-
- ある特定の場所で測ったときだけ、血圧が高くなる場合があります。それが「白衣性高血圧」と 「仮面高血圧」 です。
- 高血圧の何が問題か
- 血圧が高いと言われても、体に症状がないために問題ないと放置する人も多いものです。しかし、血圧が高い状態が続くと、血管が弾力性を失って全身に血液を送ることができなくなります。そのままにしておくと、脳や心臓などに障害が起こり、死につながることもあるのです。