血圧を表す数値の意味 −福辻式で高血圧を自力改善−
血圧には、血管壁にかかる圧力が最も高い状態の 「収縮期血圧」と、最も低い状態の「拡張期血圧」があります。高血圧の診断には、どちらか片方だけではなく、両方の値が欠かせません。
最も高い「収縮期血圧」と最も低い「拡張期血圧」
血圧は、最も高い値と最も低い値の2つの数値で表されます。
心臓は左心室から大動脈へと血液を送り出すときには強く収縮します。この状態のときの血圧を「収縮期血圧」と言い、圧力が最も強くかかることから「最高血圧」とも言われます。
一方で、全身を巡って戻ってきた血液が右心房に流れ込んでくると、心臓は拡張します。この状態での血圧が「拡張期血圧」です。このとき、圧力はもっとも低くなるので、これを「最低血圧」とも言います。
上下の一方だけ高くても高血圧
血圧を測ると 「130 ／85mm Hg 」 とい うように 2 つの数字で表されます。数字の大きい方が収縮期血圧、小さい方が拡張期血圧を示します。
血圧とは、水銀血圧計で測ったとき、水銀を１mm押し上げるための圧力とされています。つまり、血圧が「130mmHg」というのは、水銀を130mm押し上げるための圧力ということになります。
高血圧というと、上の数値、つまり収縮期血圧ばかりを気にする人がいますが、上も下も、あるいは下だけ、つまり拡張期血圧だけが高い場合でも、限度を超えれば高血圧ということになるのです。
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