症状が急激に悪化する悪性高血圧
悪性高血圧とは、急に血圧が210/ 1 3 0mmHg以上に上がる重症の高血圧です。特に最低血圧が大きく上昇するのが特徴で、同時に急速に腎臓 の機能が低下します。
また、運動失調、知覚障害、頭痛、めまい、悪心などの脳の症状や、呼吸困難、胸痛、不整脈といった心血管の症状も現れます。
悪性高血圧は高血圧の人の約200人に1人の割合で発症するとされ、腎炎、腎血管性高血圧、膠原病による腎障害、内分泌性高血圧などの二次性高血圧だけでなく、本態性高血圧からも起こることがあります。
30歳〜50歳代の男性に多く見られ、すぐに治療を開始する必要があります。降圧治療を行 わないと1年以上の生存は難しく、死に至ることが多いとされています。
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- 高血圧は自覚症状のないまま合併症を引き起こす
- 高血圧に特有の症状といったものは ありません。そのため、血圧が高くても気づかなかったり、放っておいたりする人が多いものです。しかし、高血圧は静かに進行して、症状が現れたときには合併症を引き起こしていることが多いのです。
- 血管障害につながる高血圧の放置
- 血圧が高い状態をそのままにしておくと、全身の動脈に影響が及びます。なかでも、冠動脈や脳動脈の血管が詰まった場合は、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こして死につながることもあります。
- 高血圧が引き起こす脳血管障害
- 日本人の死因のなかで、最も高血圧が関係するのが脳血管障害です。脳血管障害を起こすと、死に至らなくても重い後遺症を残すことが多く、予防には血圧のコント ロールが最も重要とされています。
- 高血圧が引き起こす心血管障害
- 高血圧が続くと、心筋梗塞など命にかかわる心疾患も起こしやすくなります。男性では収縮期血圧が10mmHg上昇すると、心臓の血管障害が起こったり死亡する率が、約15から20%増加するとされています。
- メタボリックシンドロームが高める動脈硬化のリスク
- 動脈硬化が原因となって起こる病気で亡くなる人はがんに次いで多く、世界的に動脈硬化の予防が大きな課題となっています。1980年代末頃から、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病を複数持っていると、一つひとつの病気の程度がそれほどではなくても、動脈硬化が起きやすいとされるようになりました。
- 高血圧が引き起こすさまざまな病気
- 高血圧が原因で起こる血管障害は主に脳、心臓、腎臓に起こりますが、それ以外にも動脈硬化の影響は全身の血管に及びます。また、ほかの病気を伴うと、お互いがお互いの病気を強めてしまい高血圧がさらに悪化します。
- 高血圧緊急症(切迫症)
- 普段から高血圧である人が、さらに急な血圧上昇を起こすと、体に重大な障害が起こることがあります。大変危険な状態のため、心臓または血圧の専門病院 で治療を受けて血圧を下げる必要があります。
- 心筋梗塞の対処法
- 高血圧が続くと、心筋梗塞や脳卒中、高血圧緊急症を起こすことがあります。このような場合には、一刻も早い治療が必要になります。いざというときに適切な対処がとれるように、普段から備えておきましょう。