なぜ高血圧になるのか
血圧は女性よりも男性、若い人よりも高齢者の方が高いという傾向があります。でも、高血圧になる理由はそれだけではありません。高血圧になるほとんどの原因は、生活習慣と密接に関係しているのです。
高血圧には別の病気が原因で起こるものと、原因がはっきりと特定できな いものの2種類、がありますが、その9割は原因が特定できないタイプのものです。
高血圧と診断されたら、まず、自分がどちらのタイプの高血圧かを知ることが大切です。
なぜ高血圧になるのか記事一覧
「二次性高血圧 」と「本態性高血圧 」
高血圧には、はっきりした原因がある「二次性向血圧」 と、原因がはっきりしない「本態性高血圧(一次性高血圧 )」の2種類があります。 この“原因”とは、血圧を高くしている元の“病気”があるということです。若い年代では、二次性高血圧の人がよく見られます。しかし、年齢が高くなる につれて本態性高血圧の割合...
高血圧の要因は遺伝だけではない
親子の顔、が似るように、親が高血圧の場合は子どもにもその体質が遺伝することがあります。しかし、遺伝だけでは高血圧は発症しません。そこに生活環境の要因が加わって、初めて高血圧が起こります。両親ともに高血圧なら子が高血圧になる確率は50%親が高血圧なら、子どもは誰でも高血圧になるというわけではありません...
女性より男性に多い高血圧
更年期前までの女性は、男性よりもはるかに高血圧になる人が少ないという特徴があります。これは、女性ホルモンに血圧を下げる作用があるためです。男性では、特に生活習慣に注意が必要です。女性の高血圧はなぜ男性よりも少ないのか女性の方が男性よりも高血圧になりにくいのには、女性ホルモンが関係しています。女性ホル...
更年期をすぎると女性の血圧は急激に上昇する傾向
女性は閉経前後から高血圧になる人 が急速に壇えてきます。50歳代になると、それまでの男女差は次第に少なくなり、65歳以上になると、ほとんど差はなくなります。更年期は女性の高血圧発症年齢と考え、血圧を上げないように注意が必要です。女性ホルモンの低下が血圧を上昇させる更年期前の女性は、男性よりもはるかに...
加齢による動脈硬化が収縮期血圧を上げる
65歳以上で病院を受診する人の病気の第1位が高血圧です。高齢になると動脈硬化が進み、心臓は高い圧力で血液を流そうとするために収縮期血圧が高くなります。そのため、脳梗塞や心筋梗塞を起こす危験性が高まります。高齢になるほど高くなる上下の血圧差年をとると誰でも動脈硬化が進みます。 太い動脈の動脈硬化が起こ...
血圧は高ければ高いほど命にかかわる危険が高まる
別の病気が原因でない場合血圧を高くしてしまう原因のほとんどは生活習慣によるものです。高血圧になると心血管病が起こりやすくなります。その危険度は危険因子の数なよって異なります。生活習慣が招く心血管病高血圧の9割以上を占める本態性高血圧が起きる原因には、生活習慣が大きな影響を与えています。その主なものに...
食塩の取りすぎが高血圧の最大の危険因子
日本人のほとんどは食塩をとりすぎています。食生活の変化とともに食塩の摂取量は減少してきたものの、欧米の人々に比べると、まだまだ多いと言えます。特に、男性は女性よりも多く食塩をとる傾向があるので要注意です。ナトリウムが血圧を上げる食塩のとりすぎが血圧に大きな影響を及ぼすことはよく知られています。食塩を...
肥満が高める高血圧のリスク
肥満は高血圧と深い関係があります。肥満には血圧を上げる複数の要因があるからです。また、肥満度が上がるほど血圧は上がります。以前は食塩のとりすぎによって高血圧になる人が多かったのですが、最近では特に男性で肥満に伴う高血圧が増えています。内臓脂肪が原因肥満には女性に多い下半身に脂肪がつく「皮下脂肪型肥満...
タバコは高血圧の大敵
タバコは循環器病の最大の危隙因子です。タバコに含まれるニコチンや一酸化炭素などの有害物質が血圧を上げる作用を持っているためです。また1 本吸っただけでも血圧は上昇し、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高くなるので要注意です。ニコチンと一酸化炭素が元凶タバコを吸うと、タバコに含まれるニコチンが交感神経を刺激し...
アルコールは適量を心がける
アルコールには、少量なら血圧を下げる作用があります。また善玉(HDL)コレステロールを増やしたりリラックスさせる効果もあります。しかし、飲みすぎれば高血圧を引き起こします。また、肥満を招きやすく、二次的にも血圧を上げる原因となります。毎日の多量飲酒がもたらす慢性高血圧アルコールは適量であれば、血液の...
適度な運動が血圧を下げる
運動をしている最中には血圧が上がりますが、習慣的な運動をくり返し続けることによって血圧は下がります。逆に運動をする習慣がない人は、その分血圧も高くなりやすいのです。また、運動不足が招く肥満や糖尿病は、血圧を上げる要因になります。適度な運動習慣が血圧を下げる通常、運動をしているときは体がポカポカと温か...
過度のストレスが血圧を上げる
現代社会はストレス社会と言われ、日本人の3人に1人は慢性的な疲労に悩まされているとされています。ストレスを受けると交感神経が刺激されて、さまざまなホルモンの分泌に影響を及ぼし、血圧の上昇を招きます。ストレスで起こる体の反応ストレスは血圧を上げる要因の一つです。怒りや悲しみ、緊張状態やつらい体験などに...
冬の寒さが血圧を上げる
血圧は夏よりも冬の方が高くなるのが一般的です。それは、寒いところでは、体温を逃がさないように血管が収縮するためです。心血管病による死亡率が最も高くなるのも冬です。 血圧が高い人は、特に急激な温度変化には注意が必要です。気温の変化によって血圧も変化する血圧は1日のうちだけでなく、季節によっても異なりま...
他に原因となる病気のある二次性高血圧
別の病気が原因で高血圧になる二次性高血圧は、決して多くはありませんが約10% の人に見られます。若い年代ほど割合が高いので、若年層 高血圧の人はほかの病気の有無を調べることが大切です。腎性高血圧圧倒的に多い 腎臓障害に伴う高血圧腎臓は血圧と密接な関係を持つ臓器です。別の病気が原因で起こる高血圧で、最...
内分泌性高血圧
さまざまなホルモンの分泌過剰二次性高血圧のなかで腎臓の障害に続き、2番目に多いのが「内分泌性高血圧(副腎性高血圧)」です。副腎は左右の腎臓の上にある小さな内分泌器官です。内分泌器官とは、体のいろいろな臓器の働きを調整しているホルモンを分泌している臓器のことです。副腎は外側の皮質と内部の髄質に分かれて...
脳・神経系疾患が原因の高血圧
脳の病気や神経の炎症などが血圧を上げることもまれにしか見られませんが、神経系の異常で高血圧になることがあります。脳血管障害や脳腫瘍といった病気や、脳外傷によって脳がむくみ脳圧が高まったときに血圧が上がることがあります。また、循環や呼吸の調節に主要な役割を果たす延髄や橋に炎症が起こる小児まひ (ポリオ...
大動脈の疾患や妊娠に伴う高血圧
大動脈の一部が細くなったり、大動脈弁の障害で血圧が高くなることがあります。胸部の大動脈の一部が狭くなる「大動脈縮窄症」という病気では、上半身が高血圧、下半身が低血圧になることがあります。大動脈縮窄症は先天性の病気で、 上半身と下半身の収縮期血圧の差が20〜30mmHg以上になることもあります。「大動...
血圧を上げる薬剤もある
薬のなかには、副作用で血圧が上がったり、血圧の治療薬の効果をなくしてしまう作用を持つものがあります。高血圧とは別の病気の治療薬を飲んでいる人は、薬剤の影響で血圧が上がっているかどうかを鑑別する必要があります。血圧を上げる市販薬特に高血圧の人は、ほかの病気を持っていることも多く、複数の医療機関を受診て...
血圧の上がりやすい性格
同じストレスを受けても心に大きな影響を受ける人もいれば、あまりストレスと感じない人もいます。人によって何がストレスになるか、またどれぐらいのストレスになるかは 異なリます。ストレスは血圧に影響するため、ストレスを受けやすい人は、それだけ血圧も上がりやすくなります。ストレスを受けやすい人には、ある性格...